さてさて今週末秋田市の桜は咲くか否か。皆さん心待ちにしている案件の一つ
もう寒いのは嫌ですね、さて百子の心中はそこまで来ている春のように晴れ晴れなのかどうか・・・。
レモン達の春一番の続きです、これまでの続きは
こちら
麻実は小さい頃からなんとなく色々な事を巧く出来る器用な子で、今までも学生の頃から皆に頼
りにされ男の子からは好かれボーイフレンドは切れた事がないという女の子
本当に百子とは正反対、そんな麻実にも初めての挫折を体験。
メイクアップアーティストを目指して、意気揚々と勉強に励んでいたNYでの生活
十文字の実家の家族の体調が悪くなり帰国することになってしまい、目標半ばで一旦十文字に
帰る事になってしまったのです。それは麻実にとっては今まで体験したことのない思いでした
麻実なりの挫折感に打ちひしがれていた時に、巡り合った紅玉での時間は落ち込んだ気分をゆったりと癒してくれるものでした。紅玉店長の紅さんからは夢を諦めないという強い思いを貰ったし、先輩の百子ちゃんには妹みたいなほぉって置けない存在として気になっているようです。
紅玉の常連のお客さんで時々顔を出す、梨の木古書店の原さんからは日本の純文学や
古い音楽の事など、気にも留めなかった日本の文化について教えてもらい
日本の文化も捨てたものではないなと改めて考えるきっかけを貰って
原さんとは、話をしていると楽しいと感じる存在。お酒もいける口の麻実は原さんと食事にいったりするようになっているようです。
ある日紅玉に百子が苦手なお客さんが来店されました、その人はいつも面白く無さそうな顔をしている50代くらいの女性。
定期的に紅玉に来ては主にお惣菜を買っていきまが、他にもエプロンや、ワンピースなど今玉の売りとする衣類にも興味があるみたいです。
百子が思い切って話しかけてもいつも無愛想にされてしまうので、なんだか苦手意識が付いてしまいました。そのお客様がいつものようにお惣菜を買われて、入荷したばかりのエプロンや、ワンピースを見ていました。
それを見ていた麻実が「お客様にとってもお似合いのお色だと思いますよ」と声を掛けました。その時そのお客様は初めてニッコリ笑顔を見せたのです
百子はとってもショックを受けました、いつも無愛想なあの方がどうして麻実の前だと
笑顔を見せたんだろう・・・自分には何が足りないのかと考える百子
その時紅店長が「百子、ちょっと話しがあるの」
百子を呼び出しました・・
つづく・・・