1年前から計画していたことがある、それは横手市大森末野のカシマ行事に参加すると言う事だ。
毎年夏になると、秋田人形道祖神プロジェクトの二人があちこちの取材に出かけていた、決まってお店で留守番役であった為
話や映像でだけ聞いた風景しか自分の中にはありませんでした、いつか実際の行事に参加したいと思っていた所でした。
末野のカシマ行事では恒例となった「鹿島人形コンテスト」が開催されるため、大阪の枚方から毎年宮原葉月さんが秋田に来てくれる。
娘の芭瑠も宮原さんが大好きで、秋田に来るのを楽しみにしているので一緒にどうせならカシマ行事に参加してみたいと1年も前から主人に話していた。
ささやかな願いが叶い、お店が休みとなった7月2日(日)娘と共に末野のカシマ行事に参加してきました。
最近は秋田市内のカシマ行事の取材に忙しい主人とは別行動、二人でゆるりと大森へ向かいました。
到着は11時位だったのでショウキ様の完成間近という所、子供たちや見学の方も沢山いて作り手の方々にも張り合いがある感じがして、イキイキと制作されていました。
完成後は記念撮影に何故か娘も入れて貰いまして、いい記念となりました。
鹿島人形コンテストは夕方からと言う事で、私たちは一旦お楽しみのランチへ出掛けました。
宮原さんと、多賀糸尊君と共に。小松氏がいると必ず食堂に連れて行かれると嘆く宮原さんの為に、多賀糸家でおしゃれなカフェでのランチをお勧めしてくれました。
美郷町にある「Cafe Lopo」さんへ。スロバキア料理と本格エスプレッソが味わえるお店だそうです。
どれもこれも美味しそうで、メニューを選ぶのに時間がかかりました。特にいつもとは勝手が違うお店に、ウキウキする宮原さんが印象的でした(いつもどんなお店に連れて行ってるの?!と申し訳ない気持ちに・・)
芭瑠はチーズのオープンサンドイッチ(生ハムが付いて美味しそう!)
私たちはスロバキアのシチューを注文、デザートまで楽しみ大満足です。
Cafe Lopoさんを後にしてからは、多賀糸君のアテンドで周辺の人形道祖神巡りをして宮原さんも大満足。
夕方4時半くらいにまた、末野に戻り鹿島流しのスタートです。小さな鹿島船で集落を巡りそれぞれのおうちで作った鹿島人形を乗せて集まります。一堂に鹿島人形が揃った様子は圧巻でした。
宮原さんと斉藤繁さんの名コンビで、鹿島人形コンテストがスタートです。
今年は番外編で主人も鹿島人形を自ら製作したり、芭瑠が名人斉藤繁さんの人形に顔を書かせてもらったり。
パパの人形と自分が顔を書いた人形を持ってご満悦。末野の皆さまもコンテストに参加してとっても楽しそう!
何より皆さんが末野のTシャツに着替えて参加して、楽しんでいるのを見て嬉しく思いました。
子供たちがいると大人もとっても楽しそう♪人形たちも見れば見るほど可愛い!
今年は終わった人形たちや、架け替えの藁を燃やすという。
貴重な機会で私たちもスッキリした気持ちで見学しようと立ち会いました。
天に向かって燃え上がる炎を見上げて、コロナも消えてなくなれ〜と願いながら見送りました。
初めてのカシマ行事、とっても楽しませて貰いました。集落の皆さんが何より楽しんでやられていて、とっても頼もしく感じました。最後まで娘も参加出来、印象深い日になった様で良い経験でした。
終日参加できる行事は中々無いので、貴重な体験でした。
また機会があればと思っています。
『伊藤祐嗣・金工展』開催中です。
7月7日(金)〜29日(土)迄
10時〜18時 会期中無休 小松クラフトスペース